はなうめの成り立ち

石川県がん安心生活サポートハウス(つどい場はなうめ)は、
国のがん対策にのっとって設立された、
石川県が運営する街中のがんサロンです。

所長 所長  龍澤 泰彦

 現在わが国では1年間に70万人以上ががんに罹り、37万人以上ががんで死亡しています。いまや2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで死亡する時代と言われています。

 このように国民病と言っても過言ではないがんに対し、国もさまざまな対策をとってきました。平成19年(2007年)の4月にはがん対策基本法が施行され、それに基づいて同年6月に策定されたのががん対策推進基本計画です。

 基本計画の目指すところは、全てのがん患者・家族の安心であり、「がんによる死亡者の減少」とともに「全てのがん患者・家族の苦痛の軽減・療養生活の質の向上」が2大目標として掲げられています。そこで国は同じ年に在宅緩和ケア対策推進事業を立ち上げましたが、石川県もこの事業に取り組むこととし、平成20年(2008年)4月に在宅緩和ケア支援センターが石川県済生会金沢病院へ設置されました。センターは在宅緩和ケアに関する相談・支援、普及・啓発、地域連携等の事業に取り組んできました。

 がん対策推進基本計画策定から5年が経過し、平成24年(2012年)にその見直しが行われました。全体目標として、従来の2つに加え「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」ということが掲げられました。それに伴い県のがん対策推進計画も平成25年(2013年)に新しくなり、在宅緩和ケア支援センターはがん安心生活サポートハウスとして生まれかわることとなりました。

 設立の背景には、がんの生存率の向上と入院から在宅医療への転換により、地域でがんと共に生きる人々が増加していることがあります。これまで以上に患者さんの視点に立った相談体制の構築が必要との思いから立ち上げられました。

 委託先はこれまで通り石川県済生会金沢病院ですが、場所が病院の中から街中へ出ることになり、石川県社会福祉会館の3階に入りました。体制としましてはこれまでの相談員(看護師)1人、事務員1人に加え、サポーター(がん体験者やその家族)も運営に携わっています。事業内容はこのホームページでもご紹介しております通りで、活動の方向性や実績については、県内の有識者・当事者などによって構成される、石川県がん安心生活サポートハウス運営員会において、承認を得ているものです。

 はなうめはがん患者さんだけではなく、ご家族の方、専門職、学生さん等地域の方々が、それぞれの立場の垣根を越えて交流できる場です。建物こそ古いものの、本多の森に囲まれ、四季の変化を感じることのできる素敵な空間になっています。ここで少しでも病気のことを知り、学び、また日々の生活でのヒントや活力を得ることで、文字通り「がんになっても安心して暮らすことができる」ようになるといいなと思っています。どうぞみなさん、お気軽にお立ち寄りください。

◆石川県がん対策

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenkou/gan/gantaisaku.html

◆石川県済生会金沢病院

http://www.saiseikaikanazawa.jp

電話 076-266-1060
メール saiseikh-s@po3.nsknet.or.jp
はなうめに関するご意見など
担当:奥名司夫(副所長、済生会金沢病院事務部次長)

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